体幹トレーニングはパフォーマンスに直結するのか②
よく見る体幹トレーニングは
胴体いわゆる体幹を安定させて下肢や上肢を動かすことが多いです。
体幹で下肢や上肢を動かす感覚なら良いと思うのですが。
いわゆる体幹トレーニングというのは、難しくなればなるほど背骨の動きもいれながらダイナミックに動くことも多いので一見固まらない気もしてきそうですが、著名人の方で励んでいる方の動きを見ているとあきらかに動きは固くなっているのでトッププレイヤー達の体の使い方からはかけ離れていっている事実が正直なところあります。
体幹を使って手足が動く感覚と体幹を固めて手足を動かす感覚、この二つは似て非なるものなのです。
つまり脳から手足に指令を出して動かしているだけですとただの手足の力みクセをつける練習になってしまっていることになるのです。骨も歪んできてしまったり無駄なところに筋肉がついたり、動きをよくする目的とは違ってきてしまいます。
体幹=胴体部分、を手足と連動させて使えるようにしたいなら
筋肉の複雑な関係性を理解することが大切です。
特にコア部分(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋)に意識を入れすぎないことです。
体幹トレはコアに意識をいれさせることが多いのでこれまたややこしいのです。
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コアの大まかなエリア(横隔膜=点線部分と太線で囲まれた部分、肋骨の内側)、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋)
コアエリアをうまく鍛えるのはとても難しいですし、ほとんどの方は腹直筋が優位になります。
よって体全体で見ると縮みます。
縮むということは重力に押しつぶされるような動き方になるので疲れやすいのです。
他にも理由をあげれば山ほどありますよ~。
今世の中に広まっている体幹トレーニングは
元々の使い方が良い方なら体幹に安定がもたらされるのでパフォーマンスは上がることはありますが、
肝心の動かし方の技術はあがっていないのです。
つまりその方の持っているポテンシャルはもっと高みにあります。
体幹を正しく使えるようにするには
動きの中で自動的に収縮するように仕向けるトレーニングが必要なのです。
そのための体幹で手足を動かす感覚であり、歩き方の本質(重心移動)が重要になります。
体幹を使えるようにしたいはずなのに
体幹が固まっている人が増えているのはとても危機感を感じます。
何事も欲を出しすぎると疲れやケガのもとになります。
そういう意味では今まで鍛えまくってきた方ほど
ROKTAIに来てくださっている方は例外なく、すこぶる動きやすく快調になっています。
ぜひ出口の見えない方こそお越しください。