解剖学的に、科学的に、だけでうまくいくとは限らない
こんな話があります。
「トレーナーについてもらって正しいフォームの指導をしてもらいながら筋トレを頑張ってたのですが一年経っても思った通りのスタイルにならなくて、、痩せたは痩せたんだけど調子も悪くなることも増えたし、ついてほしくないところの筋肉も一緒についてきたり、いろんなところに痛みがでたりして。」と。
足の外側が腫れてきた気がするとトレーナーに聞いても、『そんなことはないと思いますよ~!』と言われる。
痛みの疑問にしても、『そこが痛くなるようにはやっていない!』という最悪なケースまで
似たような話は沢山あります。
それが教えられないなら
「トレーニング方法の本質を教える能力が私にはございません。」
と答えているのと同じなのです。
そもそも正しいフォームを教えられても大半の方はその姿勢にすらなれない問題が立ちはだかります。指導者が対策として「可動域が狭いからですね!」と本質的な問題を置き去りにしたまま、その方にとっては余計に骨が歪むような間違ったストレッチや正しい風の真似事のトレーニングをやらされることが多いのです。
そんなこんなで続けていくと腰痛やヒップの外側のコリや前もものハリも増えてきて、太ももの外側のつまり感も抜けなくなり、膝痛へ繋がり足裏のアーチも潰れ色々が壁となり諦めてしまうのです。
一方、見た目のフォームが同じように見えていたとしても感覚的にはまったく違うことになっている場合もあって、その場合でももちろん不調が頻発します。そうなると原因の理解に苦しむので、大半の方は〇〇の部分が弱っているからだろうと思い、弱いところを鍛えまくって解決しようとします。この場合もドツボにはまることが多く、感覚的な部分は変わってないことが多いのです。
さらには痛みやしびれなども強くでたりと、本人的には原因不明の異常が続くので病院で精密検査という選択肢に追い込まれるのです。しかしレントゲンやMRIでも「骨に異常はないですね~」となることも多く謎が深まってしまうのです。
成功者は感覚が良く、効かすというより効くわけですから違う領域にいます。
(そもそも元々が良いのでトレーニングの効率が良い)
自動的に効いてくれるような身体へと変えれば解決できます。
もし
日常的に腹筋の力を抜いても硬い、力の抜き方がわからないなら黄色信号です。
慢性腰痛、股関節痛、膝痛、片側のどこかが痛い、見た目でわかるくらい骨が歪んでいるなら赤信号です。
身体の使い方を良くする(これもこれで結果的に鍛えることになる)、もしくは良くしながら→鍛える
の順番なら瞬間的なミスも減るのでうまくいきます。
鍛えるというか鍛え方が重要ということです。
沢山の方が
正しいフォーム、正しい力の入れ方でやっているのにどうしてこうなったんだろうと悩むと思いますが、
そもそも根本的に違っていたら?根本的な考え方の部分も変えないといけないのだとしたら?
解剖学的に、科学的に、正しいとしてもうまくいくとは限らないのです。
人間には知恵があるので、本能的な脳の使い方の部分が薄れていってしまうことが問題なのです。