まずスタンダードな骨盤の角度の雰囲気を見てみてください。

反り腰も色々タイプが分かれますが、単純に書くと下の絵の状態です。

この反り腰の治し方で多い間違いが、この絵の赤の矢印方向への骨盤の正し方です。

ちなみにこれを言う指導者はかなり多いです。

毎日反り腰(折れ腰)の方を見ていますが、初めて来る方は言われて実践している方が多いです。だから治っていません。

骨盤前傾がきついからといって、骨盤を後傾させて腹筋をしめる動作を続けさせても、腹縮め癖とヒップダウン地獄が待っています。オマケにケツも腹も硬くなりコリコリです。最後は坐骨神経痛です。

なんといっても絵のような正し方は、椎間板を潰す動作を増やすことになるので肝心の腰痛は治らないのです。

そういう意味では、

知識はあっても、着眼点が間違っているから

腰痛になる意味はわからないまま時を過ごす指導者や整体師も多いです。

世の中の常識こそが間違った固定概念

反り腰系の方たちは単純な猫背とは違って自分で姿勢を正そうと意識している方が多いのですが、

本人に正しい位置感覚を教えると「めちゃくちゃきついですね！でも腰楽です！」と口を揃えておっしゃいます。

「それがだんだん普通になりますよ～」と私は言います。

正しい感覚は真逆みたいなもの

全体像から着目して変えていけば解決します。

下の写真のように矢印方向に自動的に向かうための感覚が必要になります。

頭で考えすぎて無理やり正しい位置にもっていくのではなく、

自動的に身体が正しい位置感覚になるように仕向けるべきです。